Interviewお客様インタビュー
土地購入から並走して叶えたのびのび子育てできる住まい
注文住宅づくりを考え始めたタイミングで、近所にいいなと思える土地を見つけたSさまご家族。「でも、ここからどうしたらいいの?」というところからスタートして、このたび、理想通りのおうちが完成!初めてのことばかりで戸惑いつつも、子育てやお仕事と両立しながら進めた家づくりと、できた家の住み心地についてお聞きしました。
ピンポイントのエリアで家探し
途中からは分譲から注文住宅に切り替え
家族3人で賃貸住宅にお住まいだったSさま。お子さまも乳児期を過ぎつつあり「今なら身動きもとりやすいし、次の賃貸契約の更新までにはマイホームを」と考え始めました。
「大手の不動産会社から地元の工務店まで、最初は近くでいい建売住宅があればと思って探し始めましたが、しっくりくる物件になかなか出会えなかったので途中で注文住宅に切り替え。土地探しも視野に入れるようになりました」。
そんな時、すぐご近所で土地の分譲がスタート。「ここなら保育園も転園せずに済む、と購入を検討。とはいえ、どうすればいいのか全く分からなかったので、建築関係の親戚に相談しました。そこで紹介してもらったのがケーナインさんだったんです」。
ケーナインには不動産部門もあるため、土地を購入する際のサポートもしています。「売主側の不動産会社と価格交渉してもらえたことや、不動産ローン、銀行選びでもイチから相談にのってもらいました。本当に助かりましたね」。
微修正を加えつつも
最初のプランニングで決定
賃貸契約の更新までは、その時点で1年ほど。スピーディーに家づくりを進める必要がありました。
「ケーナインさんに伺ったのは、打合せで4回、契約で2回ほどでしょうか。自宅から三軒茶屋のオフィスまで車で高速道路を使って1時間程度だったため、そこまで遠いとは感じませんでした。一度の打合せで話が進むよう、担当の方も事前にいろいろとまとめてくださっていたので、3カ月ほどで契約まで進むことができました」。
間取りプランの初期段階でケーナインの設計担当者が設備のショールームに同行し、そこでSさまが水まわり設備を決定。浴槽のサイズ変更などがなかったことでその後の設計もスムーズに進みました。
1階にリビング、2階に個室というご希望に対して合理的でムダのない提案をしたケーナイン。そのため、収納やバルコニーなどの調整はあったものの、ほぼファーストプランをベースに進むことになります。
1階はパブリックスペース
水まわりをまとめたムダのない家事動線に
完成した家は、1階にオープンなLDKと水まわり、2階に個室3室と書斎、収納を備えた間取り。廊下をほとんど設けず、1階はLDK、2階は階段ホールを中心に居室を配置することで、スペースを有効活用しつつも広がりを感じる空間となっています。
キッチンは、小さいお子さまを見守りつつお料理ができる対面式のキッチン。物を出し入れしやすい奥行きのパントリーも備え、収納は十分です。
キッチンカウンターのダイニングテーブル側にはニッチ(壁面にくぼみをつくったスペース)を設けて、中には電源も設置。「テーブルでホットプレートを使いたかったので、コンセントは最初から希望していました。腰壁のクロスが濃い色なので目立ってしまうかな?と相談したら、ニッチを提案いただいたんです」。住み始めてから、つい散らかりがちなテーブルまわりをスッキリさせるのに重宝しているそうです。
ダイニングからは洗面脱衣室、バスルームへと直接出入りできるため、小さいお子さまの入浴もスムーズ。脱衣室はやや広めにし、ホスクリーンで部屋干しにも対応できるようにしています。
また、Sさまが心配していたのが光熱費のこと。「この辺りはプロパンガスも多く、前に住んでいた賃貸でも、冬はかなり光熱費が高くなっていました。そこで、エコキュートを導入したオール電化の家を希望。イニシャルコストは上がりますが、ケーナインさんから補助金※を申請してもらえたのがありがたかったです」。
フレキシブルな2階の間取り
将来の子ども部屋にも対応
2階は個室2室に加え、書斎とウォークインクローゼットを備えた寝室という構成です。お子さまがまだ小さいため、広々とした南側の寝室で家族揃ってお休みになっています。
「将来は子ども部屋が必要になると思うのですが、それでも10年ほど先の話。それなら今は広々と過ごしたほうがいいのでは、との提案でした。これから家族が増えるかもしれないので、フレキシブルに仕切ることを想定しています」。
それぞれの個室にもクローゼットを備えていますが、収納内部はおしゃれな柄クロスで変化をつけました。クローゼットにはあえて扉を付けずに、ロールスクリーンが取り付けられる下地のみを入れています。扉をなくすことでコストダウンにもなり、収納内部も通気性が確保できます。
2階のバルコニーは、Sさまのご希望で当初のプランよりも広くしました。「来年、暖かくなったら、ここにウッドデッキを敷いて、バーベキューをしたい」と、今から楽しみにされています。
景観に溶け込みつつ印象的な
グリーンの外観は奥さまのこだわり
Sさまの住まいで印象的なもののひとつに、外観があります。深いグリーンの外壁に、翡翠のような色合いのアプローチタイル。庇の爽やかな白いラインと、重厚感のある木の玄関ドアが全体を引き締めます。
「『緑色の家がいいな』というところから始まり、いくつもサンプルを見て選びました。ブラウンや白より個性的なのに、落ち着いているところがいいなと思って」。確かに、周囲の風景と馴染みつつも、外国の瀟洒な邸宅のよう。切妻屋根がどこか可愛らしさも感じさせる、おふたりらしいデザインです。
「ドアは最初、白にしようと思ったのですが、木目調のものをご提案いただきました。出来上がりを見て、これで正解だったと思います」と奥さま。こだわりも発揮しつつ、プロに相談しながら一緒に家づくりができるのは注文住宅の醍醐味ですね、とご主人さまも振り返ります。
「賃貸住宅に住んでいたときは、階下に迷惑をかけるんじゃないかと気にしていましたが、いまは子どもがのびのびと走り回っています。ベビーカーも、これまではエレベーターのない3階だったので買い物をした時などは不便な思いをしていましたが、今はほんとうにしまいやすいんです」。
なにより、家に帰ってくるのがこれまでよりずっと楽しくなった、と締めくくるおふたりの笑顔がとても印象的でした。