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【土地探し】のはじめ方と、狭小・変形地などに理想の家を建てる逆転敷地活用術

注文住宅を建てたいと思ったときに必要になる「土地探し」。でも、何からはじめたらいいかわからないという方に、今回は探し方や選び方をレクチャーします。また、狭小・変形地など、条件的に不利な土地における、ケーナイン流・逆転敷地活用術もご紹介。その秘訣は、光や風を上手く取り入れる設計にありました。

はじめての土地探し。
まずは「相場観」から養いましょう

すでに所有している場合でない限り、注文住宅を建てるために必要不可欠な「土地」。不動産会社にお願いする前に、やっておくべきことがあります。それは、土地の相場をある程度知っておくこと。土地の価格には相場があり、その土地の特性と流通度合いで価格は変動します。この相場感をあらかじめもっておけば、いざ購入というとき、価格が妥当かどうか的確に判断でき、決断もスムーズにいきます。住みたいエリアや予算、叶えたいライフスタイルなど、家づくりの方向性が決まったら、ぜひチャレンジしてみましょう。

土地の相場を自分で調べる方法は、ちょっと複雑ですが以下の4つがあげられます。いろんな評価額を調べることで、大まかな相場観をつかんでいけます。

固定資産税評価額
固定資産税の税額を決める評価額のことです。全国地価マップなどで情報が公開されています。
相続税路線価(相続税評価額)
国税庁のサイトから、全国の路線価が検索できます。
地価公示・地価調査額
国土交通省がサイト内で公表している土地の価格。あくまでも定められている基準地の価格です。
取引事例
国土交通省「土地総合情報システム」や、現在売られている土地の価格をいろいろなウェブサイトで検索できます。

地域密着型の建築会社に土地のことから相談するのも早道

相場観を把握できたら具体的な土地探索の開始です。不動産会社に相談するのとは別に、家を建てたいエリアに施工実績を多くもつ建築会社に、予算や希望に見合う土地の候補を探してもらうのもいい方法です。

希望の家を建てられるかどうかの見極めは素人には難しく、購入前に建築会社に相談するのがマストです。土地探しから相談しておけば、建ぺい率などの建築規制や、地盤改良などの問題が最初からクリアになった土地を見つけてくれることでしょう。

ケーナインの主要テリトリーは、世田谷区を中心とする東急線沿線や目黒区・大田区・品川区・杉並区そして、川崎市・横浜市など。この周辺で注文住宅を検討している方はお気軽にご相談ください。

条件があまり良くない土地でも、ケーナインにお任せ。
光と風を取り入れてデメリットをメリットに転換する設計例

駅から近く、広い道路に面していて、フラットな整形地で、日当たりが良くて……。家を建てるのに申し分のない土地は、都心ではなかなか得難いもの。さらに、価格がかなり高額になるという問題点もあります。そこで、住みたいエリアをあきらめる前に、ハンデのある土地も候補にあげれば、ぐっと視界が開けます。お施主さまが「無理かな」と思う場合でも、そこはケーナインの設計部門の腕の見せ所。これまでも狭小地や変形地、旗竿地、傾斜地などに建つ住居に光と風を呼び込むことで、理想の家づくりを叶えてきました。

狭小地
限られた敷地の有効活用が得意なケーナインでは、15坪から家づくりに対応可。3階建にして縦に伸ばすことで、ひと部屋増やしたり、収納を充実させることで、ゆとりある生活空間を実現しています。
変形地
ケーキの1ピースを思わせる細長変形の土地に3階建の建物を建設しました。横から見るとあまりにも薄く細長い土地でしたが、設計スタッフが構造計算のうえ「大丈夫」とゴーサイン。強風で建物が倒れないよう、地盤に110本以上もの杭を打つなど構造を強化しました。部屋の中はできるだけ広く、明るく見えるよう部屋と水回りをつなぐドアを半透明に。採光に配慮した1階店舗、2・3階居住区の住宅が完成しました。
旗竿地・傾斜地
入り口が狭く奥が広いおむすび型の旗竿地で、しかも傾斜があった土地に、4棟の戸建住宅をぎりぎりの区割りで建設。建ぺい率いっぱいに建てたそれぞれの家が、土地の太陽の角度や方位などを考慮した採光と風通しにより、明るく快適な居住空間を実現させています。
Point!

土地探しの大まかな方法や、たとえハンデがあっても可能性を追求できる土地の活用法をお伝えしました。住みたい街があって、叶えたい暮らし方があって、子どもたちとの笑顔いっぱいの思い出を刻める家をつくりたい。――そんな想いを、不動産部門をもつ建築会社・ケーナインが、トータルに土地建物を提案することで受け止めてくれます。