カスタムオーダー戸建て
STORY 09

建売と注文住宅双方の良さを活かしたカスタムオーダーの家

住まいへの具体的なプランをお持ちだったKさまご夫妻。新居を購入するまでに多くの物件を見ていましたが、今回購入した物件は駅から近くて地形の良い整形地だったので、見た瞬間に気に入って、どうしても欲しくなったそうです。当初は建売住宅を探していたKさまが、カスタムオーダーで家を建てることになった経緯をお聞きしました。

新居購入のきっかけは、
コロナ禍でのリモートワーク

Kさまご夫妻が住宅の購入を考えはじめたきっかけは、コロナ禍により在宅勤務となったため。「当時は賃貸物件に住んでいて、ふたりが快適に仕事をするためにリモートワーク用の部屋を借りはじめました。でも、家賃もそれなりにかかるので、今が新居を購入するタイミングだと思いました」。同時に、「若いうちに自分の城を構えるのも良いのでは」というお考えもあったので、「決断してからの行動は早かった」そうです。中央線や井の頭線沿線の建売住宅を探していたところ、懇意にしていた不動産会社のご友人から今回の物件情報の提供を受け、Kさまご夫妻はすぐに現地へ。駅から近くて落ち着いた静かな環境や地形の良さも気に入って、直感で「ここだ」と心が動いたといいます。また、「この物件は間取りの変更などもできますよ」という話に関心を持たれ、すぐに近くにあったケーナインの建築中物件を見学。そこでカスタムオーダーの説明や仕上がりなどをご確認いただいたことで、建売住宅と注文住宅の良いところを兼ね備えた新しい住宅建築のスタイル「カスタムオーダープラン」で進めることが決まりました。

注文住宅のように設計できる、
カスタムオーダープラン

建売住宅として販売していた今回の物件にはベースプランがありました。しかし、Kさまには新居に対する具体的なイメージがあったため、元のプランとご希望される間取りをすり合わせることから打ち合わせがスタートしました。

ケーナインのオリジナルブランド「FOLS」の仕様やグレード感はKさまが持つイメージとマッチしていたうえに、設計を担当するスタッフとの相性もよかったので、プランづくりはスムーズに進んでいきました。「カスタムオーダーは自由度が高くて、設計担当のTさんも私たちの話をしっかり聞いてくれたので、テンポよく話ができました」とKさまは当事を振り返ります。

長期優良住宅制度を活用

長期優良住宅とは国が定めた基準をクリアして、行政の認定を受けた住宅のことで、住宅ローンの優遇措置や税金の控除を受けられるなどのさまざまなメリットがあります。今回のKさま邸では長期優良住宅の認定を取得しました。「申請に時間や手間がかかったりしますが、資金や税金のことなどを考えて慎重に検討した結果、長期優良住宅の認定を取得するメリットを強く感じました」とKさま。長期優良住宅の認定を取得するためには、建築会社選びが重要となりますが、これまでに長期優良住宅の認定取得に実績のあるケーナインはこの点でもKさまとマッチしていたといえます。また、ローンについては月々の支払い額や繰り越し返済の可能性などのさまざまなシミュレーションを行って、納得できるローンプランを組んでいただくことができました。「親身になっていろいろなアドバイスをくれたケーナインさんには本当に感謝しています」。

夫婦それぞれの
こだわりを込めた家づくり

具体的な設計プランを立てる前から、Kさまご夫妻にはそれぞれの希望をまとめた資料がありました。1階と2階が分断されないように、Kさま邸では家の中心を吹き抜けにして空間がつながるようにしています。奥さまのご要望は床暖房でした。「基本的にはすべて夫に任せていましたが、日当たりと暖かさだけは譲れなかったですね」。リビングからつながるウッドデッキを設けることで友人たちが遊びに来た際にバーベキューを楽しんだり、玄関にはコートなどがかけられるスペースをつくって、外で付着した花粉などを室内に持ち込まないようにしています。

吹き抜けの窓からはやさしい光が差し込んで開放感にあふれています。窓はトリプルガラスを採用しているので、遮熱と断熱効果に優れていますが、暑い日は少し空気がこもる感じがあるものの、暖かい家を重視しているので納得済みです。

理想の家をつくりあげるには
情報収集が大切

「夫は情報を集める能力に長けていて、整理も上手。SNSなどを活用して理想の家をつくるための情報をどんどん取ってきてくれました」と笑顔で話す奥さま。Kさまは外資系ITメーカーの企画担当ということで、情報収集は日常的なこと。設計プランができあがった後も、間取りや仕様のことなどをいろいろとご相談いただきました。「妻が大部分を私に任せてくれたので、私の好みが反映されています。ただ、キッチンは妻の意見を尊重しました」。メーカーのショールームで見たキッチンを参考に、壁紙はミントブルーを選択。アクセントが付いて、すてきな空間に仕上がっています。「夫はアイランドキッチンにしたかったようですが、それは私が却下(笑)。片付け勝手が悪いですから」と、奥さまの意見が採用されています。

気になったことは現場でも相談。
職人さんの対応にも満足

Kさまには「対話を重視する家づくり」というケーナインのコンセプトに共感いただき、さらに設計・工事スタッフや建築現場での職人とのやり取りなどでひとつのチームとしての総合力を感じていただけました。対面での打ち合わせはカスタムオーダープランの上限回数である5回でしたが、工事中は現場作業を見ながらの細かい打ち合わせを20回近く行っています。「現場で気になった点にもその都度丁寧に対応いただけたので、安心感が持てました」。

コロナ禍が終わってもKさまの在宅勤務は続く予定なので、3帖のリモートワーク用の仕事部屋などもあり、現場でご要望をいただいて各部屋には有線ケーブルを引いてあるので、在宅ワークへの環境づくりも万全です。ご夫婦の希望やアイデアが反映されたKさま邸には多くの笑顔が広がっています。