カスタムオーダーリノベーション:マンション
STORY 03

陽だまりの心地よさに
猫と友人が集う家

FOLS精神が息づくケーナインの住まいには、マンションを一棟丸ごと分譲するタイプもあります。世田谷区の低層マンション内にあるOさま邸は、お施主さまご自身のテイストでリノベーションした特別なケース。心地よい暮らしのためにOさまが、空間を自分らしくカスタマイズしていったストーリーを紹介します。

世田谷区内からの住み替え。
大手ポータルサイトで物件を見つけ見学へ

もともと世田谷区内にここ10年ほど住んでいたOさま。マンションの購入条件を、駅からの近さよりは部屋の広さを重視し、世田谷や目黒エリアで物件を探していたのだそう。そんな折、たまたまインターネットで検索していたところ、大手住宅ポータルサイトにケーナインが手掛けるマンションを発見。さっそく見学を予約されました。

見学当日に公開されていたのは、すでにリノベーションが完了していた2LDKの部屋。そこを内覧した後、「実はご紹介したいお部屋がもう一つあって」とスタッフに案内されたのが、Oさまがご契約に至った、1LDKの部屋だったのです。

「リノベーション前で倉庫のような状態だったんですけど、窓がとても大きいのがいいなと思って。さらに、カスタムオーダーできますよと言われ、ラッキーだと思いました」。当初探していた間取りは2LDKでしたが、眺望が開けて陽光が降り注ぐ1LDKの方が、同じ㎡数でもむしろ広く感じ、好条件だと即座に判断したOさま。バス停から徒歩1分のアクセスの良さも便利なうえ、引っ越す前の部屋と同じルームナンバーだったことにも運命を感じて、すぐに購入を決めたそうです。

ルームナンバーに感じた運命。
窓がもたらす開放感に即決

この部屋は実はもとのマンションのオーナーの住居。他の部屋とは窓の大きさなどの仕様が異なっていて、ケーナインでは一番最後に売り出す予定だったのです。

「壁紙も何も張っていないスケルトン状態にもかかわらず、住んだときのイメージがどんどんわいてきて」と見学時の印象を振り返るOさま。「広々と取られた窓からたっぷり入ってくる陽光や風。窓を閉めれば目の前がバス道路だとは思えないほど静かだった点。さらに低層住宅エリアに立地し、高い建造物が周囲に建てられないところも気に入りました」

「駅近」よりも「広さ」優先。
快適な世田谷ライフを軽快に満喫するために

世田谷区に長く住んでいるOさまは、これまでも駅近にこだわらない物件に住んでいたそうです。「駅から近いよりも、部屋が広くて住みやすい」ことを重視してきた理由は、Oさまがもつフットワークの良さにもあります。

「ウォーキングが好きで、普段からめちゃめちゃ歩きます」。そんな軽快なライフスタイルで、時に勤務地である新宿からの帰宅ルート約12キロを、3時間以内で踏破する健脚ぶり。以前住んでいた深沢時代もよく歩いていて、恵比寿を経由して深沢通り一本で歩いての帰宅もしばしば。入居後の現在も、休日のピラティスのレッスンには、自由が丘まで歩いて通っているのだそうです。

「ここはバス停が近いのでとても便利です。複数の駅が使えて、どちらも乗車時間10分ほどで到着。バスの本数もけっこう多いんですよ」。
のんびり歩いた場合でも、最寄り駅までは30分ほど。途中に地元農家の野菜直売所やJAなどもあり、世田谷美術館がある砧公園も近隣です。都心の利便性と自然豊かな環境。両方の魅力をもつ世田谷暮らしを、Oさまは軽やかに満喫されている印象を受けました。

カスタムオーダーのリノベーションで
最もこだわった「赤いキッチン」

暮らしにおけるOさまの楽しみは、「料理」。その日にある材料で手早く調理し、時短なども工夫。そのための野菜のみじん切りは、いいストレス解消になっているそうです。

そんなOさまだからこそ、カスタムオーダーの打ち合わせで、最もこだわったのは「キッチン」でした。「もともとダイニングとリビングが分かれていて、キッチンは壁についていたんです。私は料理をよくするので、対面のカウンターキッチンに変更して、さらにキッチンの後ろをできるかぎり広くしてくださいとオーダーしました」。キッチンの色は大好きな「赤」をカタログからチョイス。個性的でおしゃれな「赤いキッチン」をあつらえられるのは、カスタムオーダープランを選んだお施主さまならではの特権でした。

もう一つOさまがこだわったのは、めりはりがある木目で人気のワックスフリーの床材を使うこと。「床材は完全に一目ぼれですね。置床素材のカタログを見ますかと勧められて、見てみたら、これいいなと感じて…。髪の毛が落ちても目立ちにくく、掃除やお手入れがラクな点も選んで良かったと思っています」
さらに、玄関やトイレのフロアタイルも、よくある石目調のものでなく木目調で統一。「玄関先やトイレなどにも木の床材とひと続きになるような同系色のものを敷いたことで、部屋全体が広く見えてよかったですね」。床の水拭きはたまにするものの、通常はフロア用拭き掃除ワイパーをかけるのみでOK。すいすいと拭くだけで手早く掃除が完了するそうです。

全3回の打ち合わせで、
白×黒×木目調の空間デザインが完成

今回のカスタムオーダープランによるリノベーション物件の場合、着工前の打ち合わせは3回まで可能。インテリアコーディネーターの提案のもと、先述したキッチンや床材、壁の色などが次々と決まっていきました。一番のこだわりだった広めのキッチン以外は、シンプルにまとめようと考えたOさま。「カスタムオーダーをフル活用すれば、壁紙などもいろいろ変えられますよとご提案いただいたのですが、普通に白でいいかなと思って」――と言いつつも、同じ白でも塗り壁のようなテクスチャーの壁紙を選び、お風呂もスタッフの提案のままにスタイリッシュな黒に決定。白×黒のモノトーンに床の木目調をミックスし、アクセントカラーの赤が映える空間デザインができあがりました。

「ベッドルームにはウォークインクローゼットがあり、玄関にも収納スペースがあるなど、もともと収納たっぷりで一人暮らしだったら十分なほどでした」。追加でオーダーして正解だったのが、ウォークインできる大きめのパントリー。もともと2つあった収納スペースを一つに合体させたもので、食材や日用品をはじめ自転車まで収納可能。週末にコストコでまとめ買いしてストックできるので、とても重宝しているそうです。

お気に入りのインテリアで彩った新居の同居人は、かわいい猫たち

リサイクル材を用いた木目のテーブル、黒いシャンデリア、モノトーンのカーテンなど、お気に入りのインテリアで揃えたOさまの新居。入居時にはお一人でしたが、今はかわいい家族が増えています。
「入居後、数カ月がたった年末に、実家から老猫を迎えることになったんです」。慣れない環境で最初は寂しいのか、鳴き声をあげていた猫も次第に慣れてきて、今やすっかり落ちついて昔からいる同居人のよう。その後加わったグレーの若い猫とともに、居心地のいいOさまの部屋でのびのびと暮らしています。

窓から入る陽だまりでお昼寝したり、暑い日は玄関の木目調タイルのうえで涼んだり。思い思いの場所でのんびり過ごす猫たちのために、爪とぎ用オブジェや運動用のキャットタワーなどが次第に増えています。スローな時間が流れる休日には友人たちも訪れ、Oさまお手製の料理を囲むホームパーティもたびたび開かれているそうです。